こんな仏英はイヤだパート@ 2人ともデレしかない@アホ 「イギリスお早うアッピー・ニューイヤー!!!」 「"アッピー"じゃねぇハッピーだ、ボナ・ヌーネ!」 「いいじゃねぇか、フランス人はh発音出来ないんだから。大丈夫、ラブとアムールは発音できる!」(←Hの発音がない言語) ワインを抱えたフランスが髭を摺り寄せようとするのを、イギリスは必死になってドアを閉めることで対抗した。自慢じゃないがフランスより細いが、力は倍以上だと自負している。 ちなみに、オリンピックに綱引きが競技として存在した頃、UKはスウェーデンに並んで綱引き強豪としてしられていた……という具合だった。 「ふふふふ……今日もイギリス、童顔が可愛いなぁそんなに頑張ってドアを閉めなくても大丈夫だよ変態パワーでお前の心まで明けて見せるから!!」 「それ以上、その声でしゃべったらアメリカ軍呼ぶぞお前」 「しってる?日本の三島由紀夫って人のホモの本では燃え盛る火を越えて性交渉にいたるんだよという訳で新年の挨拶こんにちは俺はお前のルームの中にカモン!」 「ここはアジアじゃなくて欧州だ!クリスマスカード交換したから新年の挨拶いらんだろう。嬉しすぎて死にそうになるじゃないかばかぁ!俺の心臓がもたねぇよ……」 次の瞬間、まるで花が咲くようにフランスは笑った。 「やっと自分が欧州の一員だって認めてくれたんだなああもう愛してるイギリス!」 バキィ!とドアがなって壊れた。イギリスはそれと同時に一緒に自分の我慢の尾が切れる音を聞いた。 しかしフランスは聞いていない。満足そうに、髭をイギリスの頬に摺り寄せている。 イギリスは、たまらなくなって言った。 「……は、早くベッドにつれていけよ、ひゃ、あん!」 「了解、新年最初のイギリス頂きます!ついでに、今日はブルーベリーとワインソースがけだぜ!」 枕屋的コメント ま、正直それはそれでありだと思ってる仏英暴力推奨派。 こんな仏英はイヤだパートA その気もない二人を無理やりメリカがくっつけようとする その高級フランス料理店では3人の男が会食をしていた。 一人はアメリカ人、一人はイギリス人、最後の一人はフランス人である。 アメリカ人の青年は美味しそうに、幸せそうにニコニコと2人をみているが当の2人は前菜の時点で何故かすでに胃もたれしたような顔をしていた。 「君たちが知り合って1000年ちょい……俺が許すから二人はそろそろ結婚するべきだと思うんだ。反対意見は認めないぞ!」 殆ど顔面蒼白になりにあがら、フランスとイギリスは、うっとりとして話す青年をみつめていた。 新年のディナーが、マズイ。こんな気分は仏英幻の連合王国以来の意気消沈具合だった。 「愛し合ってる君たちの後押しをしようと思ってるんだ!俺はゲイにも寛容なんだぞ!」 フランスのこめかみに青筋が浮いているのを感じた。 「落ち着いて聞け馬鹿。俺達は愛し合ってなんざない。メールの最後の文面はいつだって「愛をこめないで」だ」 「Wao!今はやりのツンデレって奴だね。素敵な愛の言葉だ」 イギリスは、運ばれたスープを彼の顔にかけなかった自分を褒めたいと心から思った。 「お前、目がね曇ってるだろう。実は呪いでテキサスと体がいれかわったんだろう!そのめがねが本体だろう。そうだな!!」 「なに変な事いってるんだいイギリス、そんなわけないじゃないか!さては図星を刺されて同様してるんだねお兄ちゃん!!」 イギリスは血を吐くような声で言った。 「お兄ちゃんって聖なる単語を汚すんじゃねぇ。だいたい俺たちが結婚してなんのメリットがお前にあるってんだよ!」 そうイギリスが尤もな質問をしたとき、アメリカは恋をする乙女なようにうっとりしながら言った。 「へへへ。2人が結婚したらさ……俺を養子にしてもらうんだ」 フランスとイギリスの食事をする手が止まった。その昔、ポーランドと話をしていた時を思い出した。 「毎日、フランスが白いエプロンで美味しいご飯を作ってくれる。俺はイギリスが手入れする庭で、その料理が来るのを待ってるんだ。日曜日には3人で手を繋いで教会に行く……」 イギリスがうつむいて声を泣いていた。俺は一体全体、何の教育を間違えたのだろう。 フランスは、その肩をそっと叩いてやりたいと思った。ワインを飲んでも飲んでも頭痛が止まらない。 「夜になると、イギリスが「今から大人の時間だから早く寝ろ」って俺に言うんだ。俺はおとなしく部屋でちゃんと寝てるよ。だから2人はナイトライフだって万全だから安心して結婚してくれよ。ほら、結婚届も持ってきたんだ。いいじゃないかダブルお兄ちゃんにしてお父さん!世界一の幸せ家族だよ!!ああもう2人とも大好きだよお兄ちゃん!」 意見と反対意見、どちらが勝利したかは誰も知らない。 枕屋的コメント 正直、そんな感じの仏英増えればいいと思っている。しかしうちのメリカお兄ちゃん愛しすぎだろう。 |